ペローシスのこと

鳥との暮らし鳥のケア

ペローシスのインコに私がやった対処について書いておきます。

あくまで私流ですのでこれが正しいというものではありません。

その点ご理解の上で読んでください。

まず、ペローシスのヒナは普通ショップでは売っていないでしょうから

遭遇することはないかもしれません。

見た事がない方も多いでしょう。

繁殖をしていると産まれることが多々あるようです。

うちではウロコが二羽(ハイドとハカセ)サザナミが一羽(ツボちゃん)

私にとってはウロコインコのハカセちゃんが初めてでした。

今日はハカセのケースをまとめてみましたので参考にして頂けたら幸いです。

ペローシスって?

ペローシスとは先天的(後天的なこともあります)に足に異常がある状態です。

親の栄養バランスや遺伝的要因と言われていますがそればかりじゃない気がします。

まだ根本的にはわかっていないようです。

正式には開帳肢というそうです。

現在の状態です。これでもずいぶんと角度が狭まりました

腱はずれともいって、足がちょっと捻れてるとか、大股開きになってるとか

とんでもない位置に足があるとかいろんなケースがあります

はじめて見た時はかなりショックでしたね。

でもそういうことがあるというのを知っていれば対処もいち早くすることができます。

 

対処法は?

主なケアはテーピングです。

足をより正しい位置にテープで矯正する方法です。

 

ほっておけば開脚してしまう足をより正常な角度になるよう

固定します。まだヒナの腱が柔らかいうちが効果的ですが

柔らかいだけに無理矢理やると脱臼させてしまうこともあるようですので

優しく、無理のないように。

私はこの時くっつく包帯を使いました

くっつく包帯は私はいろんなシーンで使いますので常備しています

オカメのヒナの食滞や、止まり木の滑り止めなどです。

テープよりも伸びるので可動域が広がるのが無理が無くて善いです

スポンジに穴を空けて足を入れる方法もあります。

これもトライしてみましたが足を入れるのが難しくて私はテープにしました。

それと同時にするのは本鳥さんが過ごしやすい環境作りです

足が広がらないように箱やコップで過ごしてもらいます

ハカセちゃんは底は狭く口が向かって広がってる形のコップからスタートしました

コップの周りにクッションがわりにスポンジおいてます。

無くても良いですが、この方が楽かなと。

少し大きくなってくるとお兄ちゃんのジョシュが入ってくるので

ジョシュが登れないよう高くして、倒れないように固定しました

エグザクトの容器の中に上底してコップをいれてます。

ジョシュのドヤ顔が可愛い💕まだ幼いですね。

こうしてご飯の時はコップから出して、ご飯のあとはしばらく

ジョシュと一緒にくっついていられる時間を作っていました

この時いつもジョシュはハカセを支えるかのようにハカセの下に潜っていました。

潜ろうとするのはウロコの習性と言ってしまえばそれまでですが

この時はまるで支えてるようで感動したものです。

 

そのうちにだんだん器用に嘴で支えて

ひとりで

バランス感覚を覚え立てるようになりました。

次はコップからゲキ落ちハウスにして少しは動けるようにしてみました

この頃には、まだテーピングは外せませんが、

走ってるうううう!!!

ここまでバランス力と脚力がつけば安心です

テープをはずしてもしっかり立ててます。

止まり木にもくっつくテープを巻いて滑り止めにすると

しっかり立てています。

もう安心です。

その後のハカセ

なんという寝相。。。

少々大股開きでも全然問題なし。

今は他のウロコたちにも負けない元気娘

もちろん病気にもかかっていません。

ペローシスがハンデイになることはありませんでした。

 

 

ペローシスの雛の処置は10羽いたら10通り・・・

鳥は両足の膝蓋骨(腿の付け根のようなところ)

跗蹠骨(つまり膝のような部分と足首)この6点で支えているので

顕れる症状も 状態も千差万別

そのこそのこの症状で 何通りもあって すべて同じ処置でいいのか・・

といったらそうでもないようで・・・

雛の状態を毎日見てるのは飼い主さん この子は何をすることが不自由なのか

どうしたらより楽な体勢になれるか・・1番わかるのは飼い主さん・・・

だからこそ飼い主さんの「試行錯誤」が大事なのかな・・と思いました。

悩んで 対処したことは けして無駄にはならないと信じて・・・。

ハカセもがんばっていたけど・・・・

でもなんといっても「助手」が優秀でした。

私よりも、いつも見守っていたのはジョシュでした。

ジョシュはこの時もそして今も本当にいい子です。

ハカセも頑張ったよねーーーー

こんなこともできちゃいます。

 

ペローシスは早い対処であればあるほど

克服できると思います。

そして、私のしってるペローシスちゃんたちはほぼほぼみんな

普通にたくましく暮らしています。

飼い主さんの愛を受けて…。

 

たとえそのままの状態で育った子でも

自分で工夫して問題なく生活しています。

飼い主さんにバリアフリー環境を作ってもらって過ごしてる子もいます。

ほんとうにたくましいです。

持って産まれたことをあるがままに受け入れて

比べることも、悲観することもない、

それが個性と思えるような

その生き方、ほんと、、リスペクトです!!

 

私のこの記事がペローシスでどうしようと思っておられる方

たったひとりでも福音になれたら幸いです。

 

 

 

 

コメント

  1. むうちゃんの家族 より:

    こんにちは。むうちゃんの家族です。
    ジェミーさんの言葉に共感です。
    悲観するのは人間だけですね…鳥は生きることしか考えていません、本当にたくましい!でも我が家で生まれた開脚のセキセイの女の子…もっと私が情報収集して試行錯誤すれば良かったなぁと悔やみます…その子の運命はお世話する私たち次第ですね。
    これからもジェミーさんの鳥歴史を楽しみに拝見させていただきたいので、続けてくださいよ〜(笑)

    • アバター画像 okapara55 より:

      むうちゃんの家族さん コメントありがとうございます!こうしておひとりでも共感してくださる方がいて
      とても嬉しいし報われた思いです。鳥に学んだことは数々あるのでどんどん書いていきたいです!!
      続けますよーーーー💪頑張ります!!

  2. 〇〇妻 より:

    こんばんは。

    こちらに慣れなくてコメント書いても消えてしまって・・^^;
    何度も書いているのでダブってしまっていたらごめんなさい。

    ペローシスの子 ツボチャン どうしているか気になっていました。
    元気で良かった^^。

    このカテゴリ とても良いと思います。
    もっと広がっていったらよいと思います。

    • アバター画像 okapara55 より:

      ○○妻さん
      コメントありがとうー。私も返信にいまいち慣れてなくて消えてしまったりしてるーー
      ごめんねーーでもありがとうーーつぼちゃん元気だよーーそしてめっちゃ面白い子に育ってるよー
      鳥のケアのカテゴリーこれからも充実させていきたいわ〜でも健康なのが1番でケアは無い方がいいんだけどねー

  3. かわい より:

    はじめまして、こんにちは。
    うちで生まれたオカメインコ、右脚がペローシスです。生後2週間で動物病院でテーピングしました。早めに処置するとある程度治ると思ったので。しかし、片脚どころか、両脚が伸びてしまいご飯も1週間欲しがりません。無理矢理少しずつあげるのがやっとの事でした。体重はどんどん減り元気がない。別の病院に連れて行くと、もう骨がかたまってるので無理との事。なんのために一生懸命何度も通院していたのか。とても悔やまれます。両脚使えないのがとても悲しいです。
    どうしてあげたらいいかわかりません。

    • アバター画像 okapara55 より:

      かわいさま
      はじめまして。コメントありがとうございます。返信が遅くなり申し訳ありません。その後オカメちゃんはいかがですか?ペローシスならある程度は矯正もできるし、できなくても指さえあれば克服している子は多いですよ。その子ができる事にあわせた環境を作ってあげたらたくましく生きてくれるはず。ペローシスの記事も書いているのでよかったらご覧になってください。

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