ナチュラル

今シーズン産まれたウロコひなの中に、

両指欠損の子がいました。

踵下欠損

気がついたのは巣上げして初さし餌していた時。

どうも前につんのめるな、倒れるなと思って足元をみたら

指がない。

両脚とも…

それをみた時はあまりの障害の重さに愕然としました。

今までも指が一本欠損とか、ペローシスとかはありましたが

まったくない、つま先立ちみたいな状態なのははじめてで

どうしよう、どう育てればいいの？

と、頭が混乱しました。

娘に泣いて電話したら

「お母さんが泣いたってなんにもならん」と一蹴。

その一言で目がさめましたね。

泣いたってなんもならん。

そりゃそうだ。

うん、だったらどうするか、どうサポートするかを考えなきゃ

サポートの方法

さっそく、鳥の先生に相談して、

まずこの段階でできることを教えてもらいました。足先が傷にならないように床を柔らかくして過ごしてもらいました。

でも、いきなりすっくと姿勢良く立ってますし、

よろけても羽と腹筋で起き上がり前に進みます。

たくましい。

そして素晴らしい体幹！

 

兄弟たちに遅れることはあっても

移動に何ら問題はなく特に不自由そうにもなくひなひな時代は過ごしていました。

 

なのでサポートと言えばケースの床をふかふかにしたくらいで他に何もしていません。

足先が最初は赤くなっていましたがその時消毒とワセリン塗ったくらいで、

その後特に痛がる様子も傷になることもなくここまできています。

ポアントちゃん

指がなくても姿勢良く立ち（そうしないとバランスが保てないのでしょう）

前に進むとコツコツ音がした時、

バレリーナが、トゥシューズ履いてポアントで

進む姿のようで、

ポアントちゃんと名づけました。

床を柔らかくしてからはコツコツ音がしませんが、硬いと骨にあたって痛いかもしれません。

でもあんがい、固い所だとポアントで歩けるのでは？と思ったりしてます。

行動範囲が広がってきた

プラケースからでてしばらく外で遊ばせる時も

今までの子たちとおなじようにソファの上で

ウロコ団子になって寝ています

遊ぶ時も柔らかいソファの上でも

仁王立ちして、クッション伝いに移動しています

おもちゃでも遊べます

 

ヘソ天も通常運転

 

とにかくこのすくっと仁王立ちがかわいい

足先のもふもふがパンタロン履いてるみたいで

愛おしい

つたうものがなければ、はって指にのってくれば

絶賛

ひとりでご飯ついばんでいたら賞賛

ジャンプしたら拍手．

とまあ、何をやっても褒めてもらえるポアンちゃんはお得ですね。

しかし、行動範囲が広くなり

兄弟が飛んで止まり木に止まりだせば

その時は同じようにはできないでしょう

その時どうするか考えないとなりません

それがナチュラル

この先もどうこの子のＱOLをよくするか、

は考えていかないと、、

とは思ってますが、

でも、あんがい杞憂に終わるかも。

不自由だ、障害だとハンディに思うのは

私だけで、

当の本鳥は

「なんちゃーないっ」なんてことすらも

思ってないし、

それが彼にとっては普通なんですよね

これがナチュラル。

なぜならその瞳には

哀しいとか辛いとか微塵も感じられない

どころか

むしろ好奇心でキラキラしてます

普通に克服してクリアして行くのかもしれないです

グランジュッテ

今後もきっといろんなダンジョンをミッションをクリアしていく

かわいい三頭身のパーティ

見てるだけで癒されます。

最強のケアルガ持ってる子たち

 

そんなポアンちゃん、今日飛翔しました。

私に向かってとんできたんです

なんとかキャッチできましたが

着地はしばらく目が離せないかもですね。

でも、きっとそれもクリアしていくのかもしれません

なぜなら

止まれないだろうなと思ってた肩にも

ちゃんと止まれています

 

今後、洋服が厚めになってきたら

もっと安定するでしょう

 

 

ポアンちゃんには、これからもきっといろんなことを教わるでしょう。

グランジュッテ

大きくジャンプ

ポアンちゃんは

幸せに向かって大きくジャンプします！

そのお話はまた次回に。