祭りではじまり祭りで終わる

わたくしごと日常

号砲花火に誘われて

産まれ育った町の夏祭りにふらりと

行ってみました。

実に十数年ぶり。

物心ついた頃からあるお祭りで

広島を離れるまで夏の恒例行事でした。

祭りが始まるI、2時間位前に

ドーンドーンと

「祭りがはじまるよー」といわんばかりの

号砲がうちあがり

子供の頃はあの音を聞くと

 

お祭り来たー!とわくわくしたものです。

 

家の前の道路に屋台が出て、それもかなりの数で

神輿や神楽もあったりして

とても賑わうお祭りなので

その日は親類たちも集まり

会社の社員さんも残って飲み会したり

とても楽しみな行事でした。

 

大人になっても

今度は我が子たちが楽しむお祭りになり

夏休みには必ず帰省して

お祭りを楽しんでいました。

きっと子供たちにとっては

毎年欠かさず楽しんだお祭りで

おばあちゃんちの夏休みといえば

このお祭り!といってもいいほど

思い出がいっぱいなはずです。

そして、祭りが終わると、

おばあちゃんちから帰る寂しさと

夏休みが終わる寂しさで

親子してセンチメンタルな気持ちになる

そんな行事でした。

ひとりであるく夏祭り

しかし年々規模がちいさくなって

さらにコロナで屋台は中止、神事だけが行われていたようですが、

今年は4年ぶりの通常開催!と聞けば

広島に帰ったら必ず行こうと思ってました。

規模はやはり小さくなっていましたが、

それでもなかなかの賑わい

なにより屋台の灯りがワクワクさせる

うちの前はいつもスーパーボールすくい

それは今も変わってないのを見たら

なんだか泣きそうになりました。

sonさんがすごい量をすくってたのが

ついこの間のようです。

 

いつもバケツやサランラップが当たってた

名物の福みくじも復活

トライしたら

やはりサランラップでした。

もう夏休みも、帰省も無い

ご馳走もなければ、

隣に子供たちもいないけれど

この先もきっと私にとって特別な祭りには

かわりありません。

まつりのあと

号砲花火の音でワクワクさせられて

屋台の明かりにウキウキさせられたあと、

お祭りが終わって

屋台を解体する音や、幟りをはずす音が

夜の町に響きだすと、

あぁおわっちゃった、

ベランダから見て感傷的になってました。

 

まつりの後ってなんであんなに

物寂しいんでしょうねー

 

この祭りが終わると

ぐっと秋の気配がやってきます。

(例年どうりならば…)

 

しかし、うちのインコたちには

はじめての号砲の音

幸いパニックとかにはならなかったけど

 

冠羽は総立ちでした

盛大な花火で始まった私の夏

産まれた町の夏祭りで終わります。

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